9月は文化祭や体育祭のシーズンですね。
京女でも、夏休みが明けると一気に文化祭ムードになってきます。
準備の話をしたり、友達との予定を考えたり。
教室に来る生徒たちを見ていても、気持ちが少しずつ文化祭へ向かっているのが伝わってきます。
そんな今、生徒たちにはこんな話をしています。
「今週は課題テストの直しや、今出ている課題をきちんと終わらせておこう。来週は、やることがなければ勉強のことはいったん忘れて、文化祭を思いきり楽しんでおいで。」
中学・高校生活は、勉強だけでできているわけではありません。
文化祭や体育祭、部活動、友達との時間。
そこで経験することも含めて、大切な学校生活だと思っています。
だから、楽しむときには思いきり楽しんでほしい。
ただ、この時期にはもう一つ大切なことがあります。
文化祭が終わると、間もなく体育祭。
そして体育祭が終わる頃には、定期テストまで2週間を切っています。
「体育祭が終わったら、そろそろテスト勉強を始めよう」
では、実は少し遅いのです。
大切になるのは、文化祭が終わってから体育祭までの間です。
授業の進度によっては、まだテスト範囲が十分に進んでいないこともあります。
それでも、その日にできることが問題一問しかなくても、その一問をやっておく。
英単語を少し確認する。
授業で分からなかったところを一つ解決する。
提出物を少しずつ進めておく。
一日一日ではほんの小さなことでも、それを積み重ねた生徒と、「体育祭が終わってから頑張ろう」と何もしなかった生徒では、テスト前になったときの余裕が大きく違ってきます。
毎年この時期の生徒たちを見ていると、その違いを強く感じます。
だからといって、文化祭を楽しんでいる最中に「もうすぐテストだから勉強しなさい」と言いたいわけではありません。
むしろ逆です。
楽しむときには、思いきり楽しむ。
そして終わったら、次に向けて気持ちを切り替える。
その切り替えができることも、「自分で学ぶ力」の一つだと私たちは考えています。
ウィスタートが目指しているのは、いつも誰かに「勉強しなさい」と言われなければ動けない生徒ではありません。
今は何を優先する時期なのか。
今、自分にできることは何なのか。
そして、いつ気持ちを切り替えるのか。
それを少しずつ自分で考えられるようになることです。
もちろん、最初から一人でできる必要はありません。
文化祭が終わったら、
「さて、次はどうしようか」
と、また一緒に考えます。
今はまず、文化祭を思いきり楽しんできてください。
そして終わったら、また一緒に次へ進みましょう。

